三つ子の魂百まで。

勉強の仕方を勉強する。 「こういうときはこうしろ。」基本的に、世界中のフライトスクールで教えられていることのほとんどは、その一言に還元できるものです。経験豊富な「こういうときはこうしろ。」の引き出しが多い教官が、手取り足取り教えれば、早く上手くすることはできます。フライトテストにも合格することができるでしょう。もちろん、これは重要なことで、英単語を覚えるように「教わる」段階というのはどうしても必要です。しかし、実際に機長として飛行機を運航するのに、それだけでいいのでしょうか。

実際の運航では色々な「こういうとき」が一度にやってきます。例えば、フライトテストでは無線機の故障を想定する場合、試験官がそう宣言してくれます。しかし、実際には無線機自体が正常でも発電機が故障した結果壊れたように見える、というような状況が起こることがあります。「無線機が聞こえなくなったときは無線機の故障プロシージャを実施する。」「発電機が壊れたときは発電機故障のプロシージャを実施する。」それだけ覚えている人は、果たして上手く対処できるでしょうか。私たちの訓練機でさえこうですから、ハイテクシステムの塊であるエアラインの飛行機では、途方も無い組み合わせが発生することでしょう。そのときに、自信を持って判断を下せるでしょうか。

どれをどれを組み合わせ、何を優先するのか、教官も全てのケースをカバーすることはできません。親鳥にエサを乞うひな鳥のように、教官に正解を教えてもらわないと判断ができないようではいつまでたっても自分で飛べるようになりません。では、どうしたらいいのか、どうやって「勉強」したらいいのか。勉強のやり方そのものを勉強しにくるところ。それが私たちが目指す学校の姿です。


実績 私たちの学校の日本人の卒業生は、国内エアラインで30名以上、海外でも10名弱がプロパイロットとして夢を叶えられています。彼らに共通するものは何でしょうか。技量が優れていることでしょうか、努力を怠らないことでしょうか、あるいは運が良いことでしょうか。

彼らは、その勉強の方法を学んだ人たちでした。試験に受かるだけでは満足しない人たちです。ステップとして重要なのは重々承知しています。ですから、試験に受かるための勉強もします。同時に、どうしたら上手くなれるのか、トラブルが起きても冷静に対処できるようになるのか、自分のできているところとできていないところはどこで、どうやったら改善できるのか。仲間と情報を交換し合い、プロパイロットになるために主体的に訓練に取り組みました。その結果、就職してからも苦労することなく実運航で活躍されています。どうせ大金を払うなら、将来仕事を取ったあとでも通用する、そういう「一生モノの勉強方法」を学んで欲しいと思っています。

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三つ子の魂百まで。 ニュージーランドのいいところ。 もう一つの道。