ニュージーランドのいいところ。

私たちが提供できるもの ニュージーランドや米国等の免許保持者は、日本での免許取得に際し試験の一部が免除されるため、費用が節約できます。現状では海外の免許を取り、日本の免許に「書き換え」た場合、おおまかに1000万〜1300万円の費用がかかります。節約できるといっても、多額の費用がかかることに変わりはありません。多くのお金を投入し、何を得ようとしているのか。私たちが提供できるものをハードウェアとソフトウェアに分けて考えてみます。

目に見えるもの ハードウェアとは「目に見えるもの」です。例えば、私たちがベースとしている空港はクライストチャーチ国際空港です。羽田空港ほど大きくはありませんが、適度に忙しく、ボーイングやエアバスが頻繁に離発着しています。タワーからは「今着陸した737の後ろに続いて滑走路に進入してください。」あるいは、「2マイルファイナルにいるエアバスが見えますか?見えたらその後ろに続いてアプローチしてください。」などと、彼らと同じ舞台で飛んでいることが実感できる指示がどんどん出されます。自分が目標としてるプロフェッショナルたちと同じ空域で、同じ人に無線で交信し、同じルールの中で飛ぶ経験は、将来の就職に対する具体的なビジョンをもたらしてくれます。

また、計器飛行証明過程で利用するILSが完備されていることや、大型機の順番待ちを減らすためのグラス(草地)滑走路の利用等、施設としての充実度は非常に優れています。

天気はどうでしょうか。南半球に位置するニュージーランドは、低気圧の回転が日本とは逆回りになりますが、その他の天気事象は日本と非常に良く似ています。同じ島国であり、背骨のように山脈が国土の中心を貫いているためでしょう。このため、天気を気にしなければ飛ぶことができません。日本で飛ぶことを前提とした場合、1回目の訓練飛行からこの意識があることは、良い準備になるはずです。

また、自前のメンテナンスハンガーを持ち、エンジニア達も自社の人間であることの強みもあります。飛行機の不具合で訓練飛行中に事故に遭ってしまっては元も子もありません。その点、しっかりとメンテナンスをされているという安心感から訓練そのものに集中できます。また、エンジニア達は非常に気さくで、機材の勉強でわからないことがあればよろこんで教えてくれます。エンジンがむき出しになった飛行機の現物を見ながらのプロからの講義はお金に換えがたい経験でしょう。

次に、目に見えないもの、すなわち私たちのソフトウェアについて考えてみます。

1 2

三つ子の魂百まで。 ニュージーランドのいいところ。 もう一つの道。

S